労災保険とは?

今回は、労働者災害補償保険(以下「労災保険」)について、解説します。

労災保険とは?

労災保険は、労働者の業務上の病気・ケガや、通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付や、被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度です。

 

労災保険は誰が加入するの?

労災保険は、労働者を一人でも雇用する会社に加入が義務付けられています。

この労働者とは、正社員だけではなく、パートやアルバイトなども含みます。

 

労災保険の主な給付

労災保険では、業務上や通勤中に傷病を負った場合、療養期間や働けない期間の賃金が補償されます。

労災保険から支払われる給付には、「療養補償等給付」「休業補償等給付」「障害補償等給付」「遺族補償等給付」「葬祭給付」「傷病補償等年金」「介護補償等給付」「二次健康診断等給付」があります。

詳しい給付内容は、厚生労働省の『労災保険給付の概要』でご確認ください。

040325-12.pdf (mhlw.go.jp)

 

保険料の支払い

労災保険を含む労働保険の保険料は、毎年4月から翌3月までの年度ごとに計算され、毎年6月1日から7月10日の期間に手続きをします。

新年度分の保険料を概算で納付し、前年度分の保険料を確定するこの申告手続きを労働保険の「年度更新」といいます。

労災保険料は、全額が事業主負担です。労働者の負担はありません。

 

まとめ

労災保険の手続きは、自社で行うこともできますが、社会保険労務士や労働保険事務組合に委託も可能です。

弊社は、労働保険事務組合を運営しています。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

【中小企業労働保険協会TEL:03-5875-0002】

参照