労働保険の年度更新とは?

今回は、労働保険の「年度更新」について、解説します。

労働保険とは?

労働保険とは、「労災保険」と「雇用保険」の総称です。

詳しくは、弊社コラム『労働保険とは何ですか?』をご確認ください。

労災保険とは?

労災保険の正式名称は「労働者災害補償保険」といいます。

労働者の業務上の病気・ケガなどに対して必要な保険給付や、被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度です。

労働者を一人でも雇ったら「労災保険」の加入義務が生じます。労災保険料は全額事業主負担です。

詳しくは、弊社コラム『労災保険とは何ですか?』をご参照ください。

雇用保険とは?

雇用保険は、労働者が失業・休業した場合などに給付が受けられる制度です。

労働時間が週20時間以上などの一定の条件を満たす労働者が加入できます。

詳しくは、弊社コラム『雇用保険とは何ですか?』をご参照ください。

労働保険の年度更新とは?

労働保険は、年に1回(毎年7月)に更新手続きが必要です。

労働保険の保険年度は「4月1日~3月31日まで」です。

年度更新では、当年度分の概算保険料と、前年度分の確定保険料を計算し、事業主は、申告と納付の手続きをします。

この手続きを「年度更新」といいます。

年度更新は、毎年6月1日から7月10日の期間に行わなければいけません。

手続きが遅れると、一定のペナルティが課される場合もあるのでご注意ください。

労働保険料の納付方法

労働保険料は、年度更新で計算した労災保険料と雇用保険料を合算して、原則一括で納付します。

概算保険料額が40万円以上、または労働保険事務組合に事務委託している場合は、分割での納付が可能です。

まとめ

労働保険の年度更新の手続きは、労働保険事務組合へ事務委託も可能です。

労度保険事務組合への事務委託は、労働保険料を分割で納付ができるというメリットもあります。

弊社は、労働保険事務組合を運営していますので、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

【中小企業労働保険協会TEL:03-5875-0002(平日9時~18時)】

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